こんにちは休日ミュージシャン育成トレーナーの織沢てつろうです。
カラオケ人気曲、歌い方解説シリーズ
今回は、あいみょんの【マリーゴールド】に付いて解説していきたいと思います。
なんとこの曲、YouTubeで1億回以上再生されています!!
オリコンの売り上げTOP10をアイドルが総取りしていた年もありますが、ここ何年かは、
シンガーやアーティストと呼ばれる人がTOPに名を連ねるようになってきました。
ヒットにもサイクルがあって、しばらくこのアーティスト路線が続きそうな気がします。
マリーゴールドは、あいみょんの代表曲の1つなので、この機会に是非レパートリーにしちゃいましょう!
では、歌い方解説に入っていきましょう。
もくじ
フォークソングテイストに惑わされるな!!
この曲、レッスンでも大変人気の曲です。
世代も10代〜60代と、かなり幅広い世代が歌ってみたいと思っているみたいです。
その背景にこの曲のメロディーライン、アレンジにフォークテイストが感じられる。
シンプルな楽曲であると言うことが考えられます。
このシンプルでメロディアスなJ-POPのアーティストは、いつの時代も一定の人気を獲得していますね。
スピッツ、いきものがかり、スキマスイッチ、などなど、挙げればキリがありません。
この新人枠に名乗りをあげたのが、このあいみょんと言う訳でございます。
実際、本人もスピッツに影響を受けたと話していて、その雰囲気が至るところに感じられますね。
がしかし!!
一見歌いやすそうだなと、思って歌ってみると意外と難しさを感じる方が多いんです。
特に40代以上の方達。
なぜかと言うと…
1音節に2文字以上の言葉がはめられている。
なんですね。
Aメロの解説
【風の強さがちょっと】
冒頭のこの部分を見てみましょう。
か ぜ の つ よ さ が ちょ っ と
フォークソングや歌謡曲に馴染みのある世代は、
1音節に1文字をはめる癖が付いています。
1音節と言うのは、メロディーの1音だと思ってください。
実際のメロディーはこうです。
か ぜの つ よ さ が ちょ っ と
この【ぜの】の部分、1音に2文字の歌詞がはめられています。
このような、いわゆる最近ぽい曲のスピード感がこの曲がただ懐かしいだけでなく、
最近の音楽シーンでもウケる要因の1つだったりします。
メロディーが覚えにくいなと思っている方は、
歌詞が詰まっている部分に注意して歌うようにすると、非常に覚えやすくなります。
Bメロの解説
続いてBメロ、
この部分は、みんな覚えやすいんですね。
【目の前でずっと輝いている】
この部分も先ほどと同じように分解してみると、
め の ま え で ずっ と か が や い て い る
実際のメロディーラインも1音に1文字が当てはめられています。
それがこのような歌詞のはめ方だった場合は、覚えにくくなります。
め のま え で ずっ と か がや いて い る
Bメロに関してはこのように詰まった場所がないので、特に問題なく覚えられるでしょう。
サビの解説
サビの入り部分はキャッチーで割とサラッと覚えて歌える方が多いんですが、難しいのが後半の部分。
ここも分解して見ていきましょう。
あ れ は そ ら が ま だ あ お い な つ の ご ご
実際はこのように歌詞のハマりになっています。
あ れ は そら がま だ あ お い な つ のご ご
同じようにサビがリピートした後半の部分も、
く も の よ う な や さ し さ で そっ と ぎゅっ と
実際は、
く も の よう なや さ し さ で そっ と ぎゅっ と
メロディーの区切りと歌詞のハマりを少しずらす事で、メロディーのスピード感を出しています。
これは宇多田ヒカルさんもよくやる手法で、少し英語っぽいようなテイストになります。
まずはこのような部分をしっかり把握して、メロディーを覚えてみてください。
リズムのとり方
歌詞が詰まってるところを把握して、そこに集中すると今度は一定のリズムを感じながら歌うことが出来なくなってしまいます。
リズムをしっかりとりながら歌う事で、この曲の持ち味のマンネリ化しないメロディーのスピード感を出す事が出来ます。
この曲のテンポは歩く時のテンポに近いです。
それを活かして、まずはその場で足踏みしてみましょう。
その場で歩くような感覚ですね。
この足踏み、子供っぽく感じるかもしれませんが非常に効果的です。
リズムは腰回りでとるようにすると、すごく自然なリズムになります。
足踏みする事で骨盤が動き、体全体にリズムが生まれます。
まずがその状態で曲を聴きながら足踏み
それが出来たら、足踏みをずっと維持しながら、歌えるようにしてみてください。
先ほど説明した、歌詞が詰まってる部分で体の動きが不自然になるようだったら、
ゆっくりアカペラで足踏みして歌う。
そして実際のテンポで歌ってみる。
これを繰り返すと、面倒に感じるかもしれませんが、何も考えずに何度も歌唱するよりすごく効果的にメロディーを把握することができるようになります。
このように軽快なテンポの曲では、歌っている人の体の動きが聞いている人に与える影響も大きいです。
ぜひ試してみてください。
今回は、長くなってしまったので、あいみょん風歌い方はまた別の曲で解説していきたいと思います。
では、また次回のブログでお会いしましょう!!